# 沿線ガイド
穴太衆積みの町
坂本へ
坂本へ
穴太衆積みの石が整然と連なる坂本の街。
堅牢にして美しい石垣が今の世に残る場所。
ケーブル坂本駅
比叡山麓、坂本は古くから延暦寺の門前町として栄え、比叡山の守護神である山王総本宮日吉大社をはじめ、天海大僧正造営の日吉東照宮、天台真盛宗総本山西教寺、歴代天台座主の住居だった滋賀院門跡、江戸期の名庭園をもつ数多くの延暦寺里坊など、豊富な史跡と自然が息づく静かな佇まいの町。修行僧も食べた、坂本名物の蕎麦も召し上がれます。
穴太衆積みの石が美しい坂本の街は、比叡山の東玄関として通り過ぎてしまうには、あまりにももったいない魅力がそこここに息づいています。


比叡山へ臨む
坂本ケーブルは日吉大社と比叡山延暦寺の2つの社寺が在る地域に開通しているので、不敬にならないよう設計されています。
そのため2つのトンネルと7つの架け橋、更にはカーブの多い線路構造となりました。

情緒あふれる
駅舎風景
駅舎は洋風木造建築の2階建てで、1925年(大正14年)に建てられました。
1階部分には待合室、切符売場や、駅員室があります。
1階の入口脇に役割を終えた架線柱のうちの1本がモニュメントとして保存されています。

登録有形文化財へ
駅舎は1997年に国の登録有形文化財に登録され、駅舎入口の上には「坂本驛」と旧駅名が記されておりますので是非ご覧ください。
