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比叡山鉄道

安全報告書

利用者はじめ地元の皆様へ

安全報告書(2023)

弊社の鉄道事業に対して、日頃のご利用とご理解、誠に有難うございます。
弊社は、経営理念の第一に安全の確保を掲げ、法令の遵守とともに安全輸送に努めております。

本報告書は、鉄道事業法に基づき、輸送の安全確保のための取組みや安全の実態について、自ら振り返るとともに広くご理解いただくために公表するものです。今後ともお客様並びに地域の皆様に「安全で安心なケーブルカー」として信頼される公共交通機関を目指してまいります。

比叡山鉄道株式会社 取締役社長 仁賀 剛

安全基本方針

安全管理規程に『輸送の安全を確保するための基本的な方針』を定め、社長以下全従業員に対し周知を図り、「安全輸送の確保・絶対無事故」に取り組みます。

  • 安全最優先の原則の下、常に輸送の安全確保に努め安全適切な処置をとります。
  • 輸送の安全に関する法令および関連する規程類を遵守し厳正忠実に職務を遂行します。
  • 安全管理体制を適性に運用すると共に、継続的な改善を図ります。

安全目標

安全基本方針のもと、従業員の安全意識を高める内容に変更いたしました。

  • 安全意識を常にたかく持ち、決められた手順をしっかり守ります。
  • 日々の業務のなかでコミュニケーションを積極的に行い、安全第一の職場風土を築きます。

事故等の発生状況

鉄道運転事故

2022年度、列車事故・人身障害事故とも発生していません。

輸送障害(30分以上の遅延や運休)

2022年度、輸送障害は自然災害による2件となっております。

インシデント(事故の兆候)

2022年度、国土交通省へのインシデント報告はありませんでした。

行政指導等

2022年度、国土交通省から指導はありませんでした。

鉄道事業者運転無事故表彰

経営責任者および全従業員が輸送の安全確保に一丸となって取り組んだ結果、近畿運輸局長から鉄道事業者運転無事故表彰を頂きました。
この受賞は、2011 年 10 月 1 日から 2021 年 9 月 30 日までの10箇年連続無事故であったことに対する表彰で、今後も当社の安全基本方針を念頭に継続的な改善を図り、お客様に安全・安心の輸送サービスを提供し続けます。

鉄道事業者運転無事故表彰

輸送の安全確保のための取組み

安全施策

安全の維持・向上のため、毎年、軌道施設・車両等に修繕費を充当しています。今年度は、軌道のレール交換および車両の放送装置更新を行います。
車両の運行を脅かす危険木の判定、伐採を積極的に行い、沿線法面の岩盤、土砂斜面に対しては崩落防護工事を継続実施しております。

安全施策

インフラ整備

橋梁特別全般検査を行い、結果に基づき順次補修を行っております。
今年度は、ほうらい丘電車橋の修繕工事を実施しております。

インフラ整備

車いす対応施設

2018年度より、山麓駅においてはホームの一部をスロープ化し、山上駅ではスロープ道を造設して車いすご利用のお客様の利便を図っています。

山上駅(延暦寺駅)スロープ道

スロープ道の出入口

山麓駅(坂本駅)ホームスロープ化

安全教育訓練

弊社では、年間5回以上の「業務訓練」と、年間2回以上の「輸送障害想定訓練」を実施しています。緊急時、即座に対応できるように社員が一丸となって、訓練に励んでいます。また、「新任職務教習」は必要に応じて行います。

今後も、事故防止と不測の災害等に備えるため、年間教育訓練計画に基づき、鋭意訓練を行ってまいります。

実設訓練

年間教育訓練計画に基づき、実施しています。訓練内容につきましては、次のものがあります。

  • 地震発生想定訓練
  • 非常制動操作訓練
  • 自動ブレーキ緩解訓練
  • 運転故障想定訓練
  • 火災発生想定訓練
  • 非常梯子取り扱い訓練

地域への協力活動

AEDを設置

駅ご利用のお客さまの万一に備え、ケーブル坂本駅にAED (自動体外式除細動器)を設置しています。駅係員等は使用訓練や救急救命講習を定期的に受講しています。

山岳遭難防止の啓発に協力

駅、車内では滋賀県警の山岳遭難防止の啓発に協力し、遭難者、負傷者が発生した際には、消防署からの要請に応じて、救助活動のための支援運行を行っております。

弊社設備の見学会

近隣の学校からの要請により、社会学習の一環として弊社設備の見学会を受け付けております。生徒たちは、日本最長のケーブルカーと日本最大の琵琶湖の組み合わせに、興味を新たにしています。

地域への協力活動

サービス向上のための取組み

前面のガラス窓を開閉式に

1993年のリニューアルで斬新なデザインの車両が導入されましたが、前面のガラス窓が固定式で通風がなく、夏場は車内の温度が上昇していました。このため窓を開閉式にした結果、涼しい外気が流れ込みご好評を頂いています。

スポットクーラー

山麓駅(坂本駅)では、熱中症対策、新型コロナ感染症予防対策として「スポットクーラー」を用意しました。冷房・換気が同時にできるというメリットを実感していただいております。特に徒歩でお越しのお客様には、大変ご好評を頂いております。

インバウンド対応

山麓駅(坂本駅)では簡易翻訳機を設置し、インバウンドのお客様対応に活用しております。

計画的な景観確保

山上駅(延暦寺駅)では展望台周辺の樹木剪定を進め、琵琶湖を望む景色がより雄大になりました。今後も計画的な景観確保に努めてまいります。

弊社の安全管理体制

社長をトップとする安全管理体制を構築し、各責任者の責務を明確にしています。

役職 役割
社長 輸送の安全の確保に関する最終的な責任を負う。
取締役運輸統括
(安全統括管理者)
輸送の安全の確保に関する業務を統括管理する。
運輸部長
(運転管理者)
安全統括管理者の指揮の下、列車の運行、乗務員等の資質の保持その他運転に関する業務を管理する。
運輸課長
(乗務員指導管理者)
運転管理者の指揮の下、乗務員等の資質の保持に関する事項を管理する。
車両課長
(車両管理者)
安全統括管理者の指揮の下、車両に関する事項を統括する。
施設課長
(施設管理者)
安全統括管理者の指揮の下、施設に関する事項を統括する。

ご連絡先

安全報告書へのご感想、弊社の安全への取組みに対するご意見を、お寄せ下さい。

比叡山鉄道株式会社 
TEL:077-578-0531 月~金 8:30~17:00

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