ほうらい丘・もたて山から

沿線ガイド・ほうらい丘・もたて山から

中間駅で降りてみる

全長2025m。日本一の長さならではですが、ケーブルカーには珍しい中間駅があります。それが、ほうらい丘駅と、もたて山駅。どちらも乗降のお客さまがなければ通過してしまいますが、だからこそ「ひと味違う回遊ルート」を味わえるかもしれません。

霊窟の石仏-蓬莱丘地蔵(ほうらい丘駅すぐ)

霊窟の石仏 霊窟の入口
比叡山の歴史とは較ぶるべくもありませんが、それでも80年の歴史がある坂本ケーブル。建設されたのは大正末期のことですが、その工事中に多数の石仏が発掘されました。この石仏を一カ所に安置してお祭りしています。
この石仏は、織田信長の比叡山焼き討ちの際に犠牲になった人々の霊を慰めるため、土地の人々が多くの石仏を刻み、死者の冥福を祈ったものと伝えられています。

蟻が滝 ほうらい丘トンネルを越え、しばらくすると南側の渓流に15mほどの滝が見えます。ここで、一呑みせんとする大蛇に出くわした伝教大師最澄。伝教大師がよく諭すと大蛇は、突然大蟻に変身して滝壺に姿を消しました。その後、この滝は「蟻が滝」と呼ばれるようになりました。

紀貫之卿墳墓・裳立山之碑(もたて山駅10分)

紀貫之卿墳墓 紀貫之卿墳墓。
もたて山の南嶺、モミの自然林の中にひっそりとたたずむ一基のお墓があります。貫之卿は古今和歌集の代表歌人であると共にその撰者でもあり、また『土佐日記』の作者としても広く知られています。
生前、卿はこの裳立山と、そこから見えるびわ湖の風景をこよなく愛し、没後はこの地に葬ってくれるよう願っていたと伝えられています。膳所の義仲寺にある芭蕉の墓とあわせ、大津には歌人と俳人の最高峰が眠っています。
また、卿の墳墓横には1912(明治45)年に建立された貫之卿を偲ぶ文章を記した碑が林の中に建てられています。

もたて山見晴台 (もたて山駅5分)

琵琶湖大橋・沖島を望む 琵琶湖大橋・沖島を望む
もたて山見晴台からのびわ湖眺望は絶景の一語。南湖から北湖、遠く竹生島、伊吹山なども手にとるように望めます。